農業を通じて「生きる場所」を育み守り、成長を遂げるために。
合同会社トピカ農産

ABOUT 会社紹介

コミュニケーションの輪を継いでいく、トピカ農産の「存在根拠」

「トピカ農産」は、愛媛県と福島県に農園を持つ合同会社です。愛媛農場では主に柑橘の栽培や採卵鶏の飼養、福島農場では米づくり(水稲栽培)をおこなっており、有機資源を循環させながら農産物をつくっていく「資源循環型農業」を展開しています。 現在、福島県の復興・再興のあゆみと並走して、福島農場での営農面積を拡大する計画に取り組んでいます。 さて、私たちの社名に冠している『トピカ』とは、古代ギリシアの哲学者・アリストテレスの使っていたギリシャ語の言葉。日本語にすると、「生きる場所」あるいは「存在根拠としての場所」といった意味があります。 ちょっと分かりにくい言葉かもしれませんね。もっと平たく言えば、私たちが「生きる場所」、つまり「ふるさと」に通ずる言葉だと考えてください。 私たちが考えているのは、「食は命」であるということ。 私たちにとって大切な「福島県=トピカ=生きる場所」で命をつくり・支えていくこと。南相馬市小高区を拠点とする農業をきっかけにして、「生きる場所」を育み守り、ともに成長を遂げていきたいという想い。 それがトピカ農産の「存在根拠」になっています。 農業は自然が相手ですし、地域の中でこそ成り立っていく事業です。企業を引き継いで発展させていくのはもちろん、持続可能な農業、そして地域とのコミュニケーションの輪を継いでいく担い手を募集しています!

BUSINESS 事業内容

稲作【福島農場】
当社の福島農場では、南相馬市小高区の耳谷地区の耕作地を借り受け、稲作(水稲)を行っています。 現在では、営農維持のための所得の確保を目指し、各種復興支援策を活用しながら営農面積の拡大や流通販路の確保などを図っています。 水稲作付け面積を拡大させる計画としては、2025年の予定で、現在の16.5haから「40ha」へとスケールアップしていきます。この農地の拡大に伴って、さらに販路の拡大も計画しています。 なお、愛媛県内の農園では柑橘栽培や採卵鶏の飼養などを行なっており、両農園で複合経営による資源循環型農業の実践に取り組んでいます。

WORK 仕事紹介

生産スタッフ(稲作)
★一連の稲作に関する農作業全般(田んぼの準備~苗作り~田植え~収穫など)に携わっていただきます。 ※耳谷地区の地権者さまから借り受けた耕作地(遊休農地・耕作放棄地など)で、地域の方々と一緒に、農作業および土地の管理などをおこなっていただきます。 ★上記の農作業をこなしつつ、現在は代表が主に担当している、生産管理や収穫後の出荷先の確保(営業的な業務を含む)などにも参画してください。 ★成長度合いや適性によって、会社運営に直接携わっていただく可能性があります。農作業全体および耕作地や会社業務を引き継ぐ、“後継者候補”としての活躍も期待しています。

INTERVIEW インタビュー

渡部 寛志/代表
「トピカ農産」の立ち上げの経緯は?
私はもともと、福島県南相馬市小高区の農家の出身です。実家は兼業農家でしたが、両親が休みなく米作りに携わっている様子を見て、「自分はやりたくないな」と(笑)。 大学卒業後に、南相馬の農業法人で野菜作りに携わっていくうち、小さい時から関わっていた農業を別の角度から見ると、その面白さを改めて感じるようになったんです。 その頃はいわゆる「コメ余り」の時代で、遊休農地や耕作放棄地が目立ってきた時期でもあります。そんな土地を有効活用できないかと考えて、地域の遊休地を借り受け、2003年に独立して米作り・野菜作りをはじめました。 ですが、少しずつ軌道に乗ってきた矢先に起きた東日本大震災の影響は大きく、福島県を離れざるを得なくなり、せっかく築いてきた農業の基盤を手放すことになりました。 そこで大学時代から縁があり、一時的に避難していた愛媛県の地で農業を再開することとなったんです。 福島を離れて初めて、自分が生まれ育った土地に愛着を持っていたことに気づき、2017年に米作りもOKということになったので、「自分の居場所」として福島県で農業を再開し、2021年に「トピカ農産」の法人化を果たしました。
どんな方に来ていただきたいですか?
農業をはじめとする第一次産業は、どこも後継者不足。福島県でもその傾向は顕著で、特に私(40代)の後に続く世代がいないことが福島全体あるいは会社における現在の課題です。 なので、ただ米作りを行うだけでなく、地域のことも一緒に盛り立ててくれるような意欲に溢れた方の応募は嬉しいですね。また、腰を据えて長くさまざまなことにチャレンジしていける場所だと思うので、農業やものづくりの面白さを感じ続けていたいような方にも向いていると思います。 でももっと単純なことを言えば、30kgのコメ袋を持てる方なら大歓迎です!(笑)

BENEFITS 福利厚生

住宅支援

実際の農地まで通いやすい住宅の相談や紹介を承りますので、面接時などにお気軽にお問い合わせください。 なお、3ヶ月の試用期間中に関しては、代表が所有する住宅に、無償にて寝泊まりできる体制を整えています。

WEB面接を実施

選考はWEBでの実施にも対応。遠方からのご応募を検討している方もご安心ください。

FAQ よくある質問

どのようなスタッフが働いていますか?
常勤で20~30代のスタッフ3人が勤務しています。ただし、この3人は愛媛農場で稲作・果樹・養鶏などの業務がメインで、福島にはヘルプとして来てもらっていますので、福島の常勤スタッフは代表のみです(ほか、繁忙期に現地のアルバイトスタッフを徴用)。 福島での作業を本格化させ、地域の農業の復興に携わるフルタイムのスタッフ募集として、今回の求人を行っています。